会頭挨拶

日本研究皮膚科学会 第50回年次学術大会・総会
会頭 川村 龍吉
山梨大学医学部皮膚科学教室 教授
2025年12月5日 (金)~12月7日 (日)に開催される第50回日本研究皮膚科学会(Japanese Society for Investigative Dermatology 2025: JSID 2025)の年次総会を主催できることを、大変光栄に存じます。研究皮膚科学の分野における半世紀にわたる科学的進歩を記念するこの画期的なイベントの主催を務めさせていただけることは、誠に名誉なことです。
過去50年にわたり、JSIDは研究者、臨床医が一堂に会し、知識を共有し、既成概念に挑戦し、皮膚科学の可能性の限界を押し広げる上で欠かせないプラットフォームとなってきました。第50回の本総会は、当学会の功績を祝うだけでなく、科学の未来を展望し、新たな決意を固める機会でもあります。
今回のサブテーマは「温故知新」です。このテーマには、偉大な先人たちが積み重ねてきた知識や経験を尊重し、その知識を次の時代の新たな知識を生み出すために活用することの重要性が込められています。この50年間の歩みを振り返りつつ、これからの皮膚科学の未来を共に切り拓いていく決意を新たにしたいと思います。
富士山の麓に位置する山梨県は、ぶどう畑などの美しい景観で知られています。本学には醸造学・葡萄栽培研究所があり、そこでワインを生産しています。山梨で生産されたさまざまなワインをお楽しみください。
第50回日本研究皮膚科学会総会が、皮膚科学の未来の発展に貢献する新たなアイデアや発見を生み出す場となることを心から願っております。